ダブルループ学習

ダブルループ学習はクリス・アージリスという研究者によって提唱されている考え方です。

ダブルループ学習はリフレクションの重要な考え方でもあり、理解しておくべき重要な理論です。と言っても難しい理論ではなく、その真髄はシンプルに図のように表現することができます。

まず、シングルループ学習について

ダブルループ学習を説明するまえに、シングルループ学習というものから説明します。シングルループ学習というのは、その名前の通り、ループがシングル(1つ)の学習のことです。例えば上図でいうと、行動と成果の間を考えるものがシングルループ学習になります。シングルループ学習とダブルループ学習は、釣りの喩えを使うとわかりやすく理解できます。例えば「仕掛けはこれでいいのか」、とか「どの種類の浮きがいいのか」、「どの餌を使えばいいのか」・・・。など、目標を達成する際の手法について考えることをシングルループ学習に対応します。普通の組織はシングルループを繰り返して、目標を達成しようとします。改善、改善、改善です。

 

 

 

ダブルループ学習とは

ダブルループ学習とは、シングルループ学習をもう一個繰り返すような学習のことです。その真髄は、手法の上の概念、そもそもその手法でいいのか?ということを考え直すことにあります。

釣りの例で言いますと、「そもそもこの釣り場でいいのか?」とかを考えることが対応します。

例えば、鯛を釣ることを目標に釣りをしていたとしましょう。頑張って釣っていたのですが、鯛は中々つれません。仕掛けを変えど、餌を変えど、どうしても釣れないのです。

シングルループ学習では、鯛を釣る仕掛けを延々と改善しますが、ダブルループ学習の場合は、その前提を考えます。

鯛が釣れないのはなぜか?何か前提が間違っているのではないか?

そんな事を考えていると、ふと自分が立っている所が川辺であることに気付くのです。川辺では鯛は連れないことは当たり前です。海に移動してようやく鯛が釣れるようになります。

それに、そもそも鯛を釣ることがなぜ必要なのでしょうか。お腹が空いているのなら、鯛でなくても山菜でもいいわけです。川辺の近くの山には山菜が沢山あるかもしれません。山菜でお腹を満たせば海まで行く必要もないわけです。

これは企業の行動にもかなり応用できる部分があります。その行動は、何のために行っているのでしょうか。その前提になっている「普段、当たり前として考えていないこと」は何でしょうか。

ダブルループ学習はこの隠れた前提に気づくことのできる、優秀な学習法です。解決策が見えない場合など、皆様の仕事でもぜひ使ってみることをお勧めします。

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